新規開拓の営業メールを送るときの例文を知りたい
効果的に新規開拓の営業メールを送るコツは?
新規顧客を獲得するために効果的な営業メールの書き方を知りたくて悩んでいる営業担当者は多いのではないでしょうか。
新規開拓で営業メールを上手に活用すれば、受注確度が高い見込み顧客へのアプローチが可能です。
例えば、多くの見込み顧客にメールや電話を使ったアプローチをかけられる「Sales Platform」を活用すれば自社に合う見込み顧客に絞って営業できるため、成約率の向上に期待できるでしょう。
本記事では、新規開拓の営業メールを送るとき例文5選を紹介します。また、営業メールに必要な事前準備や送るときのコツなども解説します。
営業メールで成果が出ないとお悩みの方はぜひ最後までご一読ください。
この記事の要約・まとめ
Q 新規開拓の営業メールを送るときの例文を知りたい
A 本記事で紹介しているメールの例文は次のとおりです。
リストをクリックすると例文に飛べるので、気になる方はチェックしてみてください。
Q 効果的に新規開拓の営業メールを送るコツは?
A 新規開拓の営業メールの効果を高めるコツは、以下の3つです。
営業メールを配信する際は、相手にとってのベネフィットがあるかどうかを意識してみてください。
なお、メール作成に時間をしっかり使うためには営業事務の効率化が欠かせません。
インサイドセールスを支えるMAやSFAなどの機能が充実している「Sales Platform」を使えば、無駄な業務を省き、大切なメール作成に集中して成果を上げやすくなります。
Sales Platformの詳細を知りたい方は、まずは資料請求してみてください。
新規開拓の営業メールを送るときの例文5選
新規開拓の営業メールとして有用な例文を、5つご紹介します。
商談の獲得につなげる営業メールの例文
アポイントメント獲得のための例文は、以下の通りです。
件名:弊社サービス○○ご紹介と面談のお願い【株式会社〇〇】
株式会社〇〇
■■様
初めてメールをいたします。
株式会社〇〇 ××部の△△と申します。
弊社では××という製品を販売しております。
この度貴社のWebサイトを拝見し、貴社の〇〇事業で弊社の製品がお役に立てるのではないかと感じ、
ご連絡を差し上げました。
弊社は、業務効率化を図るためのクラウド型マーケティングオートメーションツールを提供しております。
これまでさまざまな業界で、〇件の導入実績がございます。
つきましては、是非直接ご説明の機会を頂戴いただけないでしょうか。
当日は製品や導入事例のご紹介、具体的な活用イメージなどをお伝えできればと考えております。
下記の時間帯であれば貴社にお伺い可能です。
<訪問候補日時>
・◯月◯日 00:00〜00:00
・◯月◯日 00:00〜00:00
・◯月◯日 00:00〜00:00
■■様のご都合に合わせてお伺いしたく思いますので、お返事いただけましたら幸いです。
お忙しい中恐れ入りますが、ご検討の程、よろしくお願いいたします。
※以下署名
自社の製品やサービスを簡潔に紹介し、なぜそれが受信者の企業にとって有益であると考えるかの理由を提示しています。
製品やサービスの紹介は重要ですが、押し売り感が出ないように注意してください。受信者のニーズや課題にどう応えられるかを中心に据えましょう。
サービス紹介メールの例文
サービスを紹介するメールとしては、以下のようなものが良いでしょう。
件名:3万件の導入実績がある「〇〇ツール」のご提案【株式会社〇〇 △△(担当者の名前)】
株式会社〇〇
■■様
突然のご連絡失礼いたします。
株式会社〇〇の△△と申します。
弊社では〇〇という製品を販売しております。
ぜひ当社の商品を△△様にお使いいただきたく、製品デモのご案内についてご連絡を差し上げました。
今回提案させていただく製品「××」は〇〇という特徴があり、これによって業務の効率化を実現します。
この機会に、ぜひお試しいただければと考えております。
ご連絡いただけましたら、すぐにデモ環境の用意をいたしますのでご検討いただけますと幸いです。
ご多忙の中とは存じますが、詳細をご希望の場合にはお返事を頂戴できますと幸甚です。
何卒よろしくお願い申し上げます。
※以下署名
「3万件の導入実績」と具体的な実績を件名で明示して、受信者の注意を引いています。
また本文では製品「××」が持つ特定の特徴とその利点を明確にしており、受信者に具体的なメリットを伝えています。製品を実際に試す機会をデモとして提示している点も、受信者の関心を引きつける方法として効果的です。
製品やサービスの優れている点を伝える内容は大切ですが、過度な宣伝や誇大広告は信頼を損なうため注意しましょう。
セミナー・ウェビナー告知メールの例文
セミナーやウェビナーを告知するメールの例文についてもご紹介します。
件名:【〇月〇日(月)開催】○○無料セミナーのご案内
株式会社〇〇
■■様
突然のご連絡失礼いたします。
株式会社○○の△△と申します。
弊社では〇〇業界の業務効率化のお役に立てる製品を販売しております。
この度、新製品〇〇を使った業務効率化セミナーを開催する運びとなりました。
××様にもぜひご参加いただきたくご連絡差し上げた次第です。
〇月〇〇日(月)
13:00~
〇〇文化センター2階
参加をご希望の場合はお手数ではございますが、〇月△日までにご連絡いただけますでしょうか。
お忙しい中大変恐縮ですが、ご検討いただけますと幸いです。
※以下署名
セミナーの開催日と「無料セミナー」という言葉を件名に入れており、受信者の関心を引く効果が期待できます。
また参加を希望する場合の連絡期限を設けており、受信者に具体的な行動を促している点もポイントです。
メール受信者の参加を促すためにも、日時や参加方法など、セミナーの基本的な情報をわかりやすく記載しましょう。
トライアルに関する案内メールの例文
トライアルに関する案内メールの例文は、以下の通りです。
件名:〇%の業務改善の実績を持つ「〇〇ツール」のご案内【30日間無料】
株式会社〇〇
■■様
突然のご連絡失礼いたします。
株式会社〇〇の△△と申します。
貴社ホームページを拝見し、ご連絡いたしました。
弊社では〇〇という製品を販売しております。
ぜひ当社の商品を△△様にお使いいただきたく、
製品のトライアルに関するご案内についてご連絡を差し上げた次第です。
今回提案させていただく製品「××」は、業務効率化や生産性の向上に役立つため、
この機会にぜひお試しいただければと考えております。
また製品のトライアル期間中は、〇〇(製品名)の機能をすべて無料でご利用可能です。
お申し込みについては下記のURL先のフォームからご登録いただけますと、すぐにご利用いただけます。
ぜひこの機会に〇〇の利用をご検討ください。
※お申込みフォーム
~~URLを記載~~
また、ご不明な点がございましたら、いつでもサポートチームまでお問い合わせください。
※以下署名
「〇%の業務改善の実績」や「30日間無料」などの具体的な数字を件名に含めており、メールの開封率を高める効果が期待されます。
また登録フォームへのURLを記載し、申し込みプロセスを簡単にできるようにしているので、受信者がアクションを起こしやすいでしょう。
ただし受信者が実際に製品に関心を持っているかどうかを検討し、関連性の高いリードにのみメールを送るようにしてください。不適切なターゲティングは、迷惑メールと見なされる可能性があります。
人材派遣の営業メールを送るときの例文
件名:〇〇業界で××の職種を3年経験「28歳男性」のご紹介【株式会社〇〇 △△(担当者の名前)】
株式会社〇〇
■■様
突然のご連絡失礼いたします。
人材派遣の〇〇株式会社、△△と申します。
貴社のホームページにて、求人募集を拝見してご連絡いたしました。
弊社では、〇〇の業界に特化した人材派遣のサービスを提供しています。
今回は、貴社の事業活動に合う人材をご紹介したいと思っております。
※~~人材の情報を記載~~
・年齢:
・性別:
・経歴:
・学歴:
・スキル:
・そのほか:
ご興味がございましたら、ぜひ一度詳細をお伝えできればと考えております。
下記の時間帯であれば貴社にお伺いが可能です。
<訪問候補日時>
・◯月◯日 00:00〜00:00
・◯月◯日 00:00〜00:00
・◯月◯日 00:00〜00:00
突然のご連絡で恐縮ではございますが、
■■様のご都合に合わせてお伺いしたく思いますので、
お返事いただけましたら幸いに存じます。
お忙しいところ恐れ入りますが、ご検討のほどよろしくお願いします。
※以下署名
件名や本文で丁寧な自己紹介と連絡の目的を説明し、メールの内容に対する信頼度を高めます。
候補者の経験、年齢、性別を具体的に記載すれば、特定の条件を求める企業の関心を引けるでしょう。
ただし候補者の情報を詳細に記載しすぎると、受信者が情報過多で本文の要点を見失う可能性があります。最初の連絡では重要なポイントを簡潔にまとめ、興味を持ってもらえた受信者に対して追加情報を提供しましょう。
新規開拓営業メールでよく使われるフレーズ集
新規開拓の営業メールで顧客の関心を惹きつけるために、特定のフレーズや表現を効果的に使用しましょう。効果的なフレーズを3パターンに分けて紹介します。
件名で使えるフレーズ
件名はメールの内容を簡潔に要約したもので、顧客がメールを開く前に最初に目にする部分です。効果的な件名を付けられれば、受信者がメールを開くきっかけになります。
件名で使える有用なフレーズ例は以下の5つです。
- 【受信者の会社名】様のビジョンをサポートする提案
- 次世代【製品/サービス】についての独占情報
- 3ヶ月で成果が出る!新しい販売促進手法のご案内
- 先着限定【セミナーのテーマ】を学ぶための実践ワークショップ
- 人材不足にお困りですか? 効果的な派遣プランのご提案
メール作成の際にはぜひ参考にしてみてください。
本文で使えるフレーズ
メールの本文では、製品やサービスに関する重要な情報を伝えます。受信者に明確かつ説得力のあるメッセージを伝えられれば、メールの返信率が高くなるはずです。
本文で使える有用なフレーズ例は以下の5つです。
- 貴社の【特定のニーズや課題】に対応するため、【製品/サービス】の特長を詳しくご紹介します。
- 【製品/サービス】による時間とコストの節約効果を、簡潔に説明いたします。
- 当社のサービスを導入いただくことで、顧客獲得コストの削減と売上アップを実現できます。
- 【セミナーの主題やテーマ】について最新の洞察と実践的なアプローチをご紹介します。
- 実際に【製品/サービス】を体験していただくための無料トライアルを用意しています。
結びのフレーズ
効果的な結びは、受信者が返信や他のアクションを取りやすくなります。受信者が取るべき次のステップが明確になれば、商談につながる可能性も高まるでしょう。
結びで使える有用なフレーズ例は以下の5つです。
- 【製品/サービス】のデモンストレーションや詳細説明の機会を設けることは可能でしょうか?
- 貴社との具体的な協力の可能性を探るため、直接お話しする時間を持てれば幸いです。
- ご興味があれば、早めにお席をご予約いただくことをおすすめします。
- 当社の人材派遣に関する詳細やご質問について、いつでもお気軽にお問い合わせください。
- トライアル期間中のご質問やフィードバックは大歓迎です。お気軽にお寄せください。
新規開拓の営業メールを送るときの事前準備
営業メールで成果を高めるための必要な事前準備は、以下の通りです。
KPIを設定する
営業メールで新規開拓をする前に、まずはKPIを設定しましょう。KPIとは「Key Performance Indicator」の略称で、重要業績評価指標という意味です。
KPIは目標を達成するプロセスにおいて、その達成度合いを計測したり監視したりするために設定する定量的な指標です。
営業メールにおける主要なKPIは、主に以下の通りです。
数値 | 説明 | 注意点 |
---|---|---|
配信数 | 送信した営業メールの総数 | 配信数は多ければ良いわけではないが、KPIを達成するためにはある程度の数が必要 |
到達数 | 実際に送信先に届いたメールの総数 | リスト通りにメールを送信しても、必ずしも相手に届くわけではない |
開封数 | 実際に相手に開封されたメールの総数 | HTML形式のメールを利用すれば、開封数を計測できる |
クリック数 | メールの本文中に挿入されたURLがクリックされた回数 | URLには必ず計測用タグを仕込んでおく |
営業先リストを作成する
営業メールの送信には、リストの作成も必要です。メール送信前の事前準備として、事前にリスト作成を行っておきましょう。リストを作成するためには、まず営業先のメールアドレスを収集しなければなりません。
メールアドレスの収集を手動で行うのは、大変手間がかかります。
自動でメールアドレスを収集し、リスト化してくれるツールを利用するのも効果的な方法でしょう。
ツールによっては地域や業種、企業の規模なども指定でき、自社のターゲットとなりそうな潜在顧客を掘り起こせます。
また自社制作ではなく、業者から有料で購入するリストなどもあります。
さらに、営業代行サービスを利用してリスト作成を依頼できる場合もあるため、自社に合った方法を選びましょう。
営業のアプローチやリスト作成を実施してくれるツールとして「Sales Platform」の活用もご検討ください。
メールの文面を作成する
次に営業メールの文面を作成します。必要な情報は以下の通りです。
- 宛名
- 挨拶と自己紹介
- メールの主旨
- 本文
- 結びの挨拶
- 自社の署名
基本となるビジネスマナーを守って、相手が読みやすいような文章を意識して作成してみましょう。
先方の社名や部署名、役職が分かっていれば、宛名にも記載するのがマナーです。
相手の氏名が間違っていないか、確認しておきましょう。名前が不明な場合は「ご担当者様」といった記載で構いません。
新規開拓の営業メールとなるので「初めてメールをお送りいたします」など、初めての連絡である旨を挨拶として記しておきましょう。
また自分が誰であるのか、会社名や部署名の説明も必要です。
メールを送信した経緯や背景なども伝えます。基本的な書き方を押さえた新規開拓用営業メールのテンプレートを用意しておけば、部署全体でクオリティを統一できるでしょう。
営業メールのテンプレートや例文については「新規開拓の営業メールを送るときの例文」の項目を参考にしてください。
メール配信ツールを選定する
メールの文面が完成したら、次に行うべき手順は送信です。
営業メールを送信する際は、配信ツールにもこだわりましょう。ツールによってはクリック率や開封率などの反応が分析できるので、より営業メールの効果を上げられます。
メール配信ツールは、大きく分けてクラウド型とオンプレミス型の2種類に分かれます。
- クラウド型:インターネットを介してメール配信ツールの機能を利用できる
- オンプレミス型:自社で一からメール配信に必要なシステム構築をおこなえる
クラウド型はオンプレミス型より比較的安定しており、安価で使用できる点が特徴です。
またメールにはHTMLメールとテキストメールがあり、営業メールの場合には、さまざまな装飾が施せるHTMLメールがおすすめです。
ただしHTMLメールは環境によって文字化けしやすいので、配信ツールを選定する際にも注意しておきましょう。
多くの企業に向けて効率良くメール配信をおこなうには「Sales Platform」の活用もご検討ください。
迷惑メールにならないようにテストする
最後に出来上がった営業メールが迷惑メールとして判定されないか、実際に送信してテストを行います。
メールで自社ドメインを使っていても、外部のメール配信ツールを利用する場合は、メールサーバーになりすまし判定されないように注意が必要です。
迷惑メールと見なされないための対策としては、SPFやDKIMといったドメイン認証が挙げられます。
SPF(Sender Policy Framework)とは、送信元のドメインが詐称されていないかを検証する認証方式です。SPFはSPFレコードと呼ばれる送信元サーバーの情報をDNSに登録するだけで導入できます。
一方DKIM(DomainKeys Identified Mail)では、送信者のドメインだけでなくメール本文の改ざんまで検知が可能です。
SPFやDKIM設定は、ツールの運営会社側にも導入相談できるので、自社のインフラチームと相談しながら導入しましょう。
新規開拓の営業メールを送るときの3つのコツ
営業メールを配信する際は、相手にとってのベネフィットがあるかどうかを意識してみてください。
新規開拓の営業メールの効果を高めるコツは、以下の3つです。
開封されるために件名にこだわる
営業メールを効果的に読んでもらうためには、まず件名の工夫から始めましょう。
件名が不適切である場合、営業メールが送信されても開封されない可能性が高まります。開封してもらえないと、購買の検討も始まりません。
そのため、営業メールを受け取った相手が目を通したくなるような件名を設定する必要があります。
特に新規開拓のための営業メールであれば、件名によって開封してもらえるか判断されてしまうでしょう。
例えば「ご相談」や「お願い」のように、一目で用件が分からないような件名は避けましょう。
数字や悩みに対する共感文を入れるなど、相手に興味を持ってもらえるような文章を考えてみてください。
ただし内容を誇張しすぎると、かえって開封されにくくなります。
また「実績No.1」といった表記は、優良誤認表記や景品表示法に抵触する可能性があるので、極力避けましょう。
相手が困っていることの解決を提案する
顧客の抱える問題を解決策するには、自社商品やサービスの売り込みが重要です。営業の基本はメールであっても変わりません。
ただし相手と直接話して売り込む営業とは方法が異なるので、先回りして解決が図れるよう工夫する必要があります。
メールを受け取る相手の悩みを想定して、解決策を提示するよう意識してみてください。
解決策として自社サービスが役に立つのであれば、解決策も記載しておきます。またサービスを紹介する場合は、導入するための導線を明確にしておきましょう。
お互いにとって利益があるのが伝われば、たとえ営業メールであっても最後まで読んでもらえる確率が確実にアップします。
メールの文面の中で相手にとって重要なのは、商品やサービスによって得られるメリットの部分です。そのため商品やサービスの説明をする前に、まずメリットを提示すればより効果的です。
メールの可読性を高めるためにも、相手にとってメリットや有益となる情報については、画面をスクロールしなくても読めるような位置に記載しておきましょう。
開封率の高い時間に届くように設定する
新規開拓のための営業メールは、開封率の高い時間に送信しましょう。
受け取る相手の属性によって、メールを開く時間も異なります。第一に営業メールは、相手の営業日や営業時間帯に送るのが最低限のマナーです。
また相手が忙しい日や時間帯に営業メールを送信しても、後回しにされる可能性が高くなってしまいます。
例えばサラリーマンであれば「月曜日は他のメールやタスクに追われて落ち着いて見てもらえない」といった事態も起こりかねません。
メールの後回しを避けるためにも、前もって先方の繁忙期や忙しい時間帯についてリサーチしておきましょう。電子メールの多くは受信後1時間以内に開封されているからです。
先方から返信があった際は、素早く対応するようにします。
配信ツールを利用すればメールを一斉に送信する時間帯も設定できるため、こちらの機能も活用してみてください。
なおメルマガの機能を自動化させるなど、営業アプローチの効率化を図りたいときは「Sales Platform」のツール活用もご検討ください。
新規開拓の営業メールでやってはいけない4つの注意点
新規開拓のための営業メールで注意すべきなのは、以下の4つです。
法令違反のリスクも考慮し、事前に注意事項を確認しましょう。
長すぎる文章を送ってしまう
新規開拓のための営業メールでは、文章を簡潔にまとめましょう。
相手の立場に寄り添わず、一方的にポイントのまとまっていない提案文を送ると、自社の印象が悪くなる可能性があります。
メールは電話と違って相手の好きなタイミングで読んでもらえる点がメリットがですが、時間が限られている中で相手の時間を奪うようなメールの送信は避けてください。
メールの文面も、無駄に冗長な文章で押し売りするような内容はNGです。
起承転結を意識して、伝えたい内容を明確に記載しておくと良いでしょう。箇条書きを織り交ぜてみるのも良いかもしれません。
またメールの内容だけでなく、相手に行ってほしいネクストアクションを明確にするのも効果的です。抽象的な形で終わりにせず、面談日の返事やデモ製品の申し込みなど、具体的な行動提示がポイントです。
ネクストアクションを明確にしておけば、相手も取るべき選択肢が絞られ、営業メールの内容について検討がしやすくなります。
相手がYESかNOかで判断できるような、具体的にイメージできるアクションを記載しておきましょう。
無駄な工数がかかりそうだと思われる
たとえ営業メールであっても、相手に寄り添う姿勢が重要です。やり取りに多大な時間や労力が必要だと見なされるリスクを減少させられます。
営業においては、相手にかかる負担をなるべく少なくしておきましょう。
情報を整理し、あとは相手に判断を任せるだけという状況に整えておけば、自ずと成約数も上がってくるはずです。
反対に無駄な工数がかかりそうだと思われると、失敗する可能性が高くなります。営業メールの文面も、情報が不足しないように注意してください。
例えば打ち合わせを提案する場合は、最初からこちらの候補日を送っておきます。
候補日を提示する際には、最初から複数挙げておくようにしましょう。複数の候補日を提示すれば、都合が合わないという理由でスルーされなくなるでしょう。
さらに「○月△日(月)」といった形で、曜日まで入れておくとより丁寧です。
次に候補日が決まったメールで、そのままオンライン商談を行うツールのリンクを送ります。
メールで動画を共有する際は、ダウンロードの必要性を排除し、視聴の手間を軽減するためにリンク形式で提供することが望ましいでしょう。
営業メールの送信にかかる手間を削減したい場合は「Sales Platform」ツールの活用をご検討ください。
署名や問い合わせ先の記載がない
営業メールの末尾には、自分の署名や問い合わせ先を確実に記載しておきましょう。
営業メールを受け取った際、返信する前にWebサイトで会社情報を確認したい人や、先に電話やフォームなどから詳しい話を問い合わせたい人もいます。
署名がないメールでは、送信者が誰でどの組織から来たものかを識別できないため、ビジネスの機会を見逃す可能性があるでしょう。
会ったことのない相手にとって、メールの署名は紙の名刺と同じ役割を持っているといっても過言ではありません。
署名がないと相手に不信感を抱かれてしまうため、営業メールにはきちんとした署名が必要です。
逆に相手の目を惹くような署名を作成しておけば、自社のアピールにもつながります。
氏名やメールアドレスだけでなく、電話番号などの連絡先、公式ホームページのURLもあればより好ましいでしょう。
もし署名に画像やアイコンを使いたい場合は、HTML形式でメールを作成するのもおすすめです。HTML形式なら、テキスト形式よりはるかにデザイン性の高いメールが作成できます。
配信停止リンクがない
営業メールを送信する際には、必ず配信停止のリンクを記載するようにしてください。
配信停止リンクがない場合は、特定電子メール法に違反してしまう可能性があります。特定電子メール法とは、迷惑メールを規制するために2002年に施行された法律です。
特定電子メール法では広告・宣伝を目的としたメールの送付を禁止しています。
特定電子メール法に違反し、改善措置命令にも対応しなかった場合には、法人の場合3,000万円以下の罰金を課される可能性もあります。
広告・宣伝を目的とした電子メールというと、そもそも営業メール自体が違法なのではと思う方もいるでしょう。
しかし特定電子メールに送信者を特定できる項目を表示し、受信者から特定メール送信に関しての同意が得られた場合は、営業メールを送信しても問題ありません。
送信者を特定できる項目については、メールの末尾に署名を入れればクリアできるでしょう。
受信者から特定メール送信に関しての同意を得る方法として、配信停止リンクを設置する方法があります。法に触れないよう、営業メールで新規開拓を図る際にはよく注意するようにしてください。
まとめ|新規開拓の営業メールを送るときはツールを活用しよう
新規開拓の営業メールを送信する際は、営業メールを送るときのコツを意識し、やってはいけない注意点を確認しましょう。
また、新規開拓の営業メールを送る際は、アプローチ先の企業にまとめてメールを送信できる「Sales Platform」ツールの活用がおすすめです。
リスト作成ができるだけでなく、メールや電話を使ったアプローチなど、営業活動のサポートをプラットフォーム上で効率的に実施できます。
Sales Platformを使えばアプローチ内容を分析してPDCAをまわせるので、短期間で成果を高めやすくなるでしょう。
もう一度、本文の詳細を振り返りたいときは「営業メールの例文」の項目からご確認ください。
新規開拓の営業メールに関するQ&A
- 新規開拓で営業メール以外におすすめの方法はありますか?
-
「テレアポ」や「顧客からの紹介」といった方法があげられます。
スクロールできます開拓方法 特徴 利点 注意点 テレアポ 短期間で多くの見込み顧客にアプローチ可能 購買意欲が高い顧客にすぐにアプローチできる 予期せぬ電話営業に拒否反応を示す可能性が高い 顧客からの紹介 既存顧客を通じて新規顧客を紹介してもらう 信頼関係があるため、紹介される顧客の質が高い 早い段階での紹介要請は印象を悪くする可能性あり テレアポは短期間で多くの見込み顧客にアプローチをかけられる点が魅力です。購買意欲が高い顧客に営業をかけられると、すぐに成約につながりやすいメリットがあります。
また、自社との信頼関係をしっかりと築いている顧客から、新しい顧客を紹介してもらう方法もあるでしょう。
ただ、顧客からの紹介は、お互いの信頼関係が前提となります。早い段階で紹介をお願いすると、相手からの印象が悪くなる可能性があるため、タイミングを見た声かけが大切です。
なお、電話やメールなどを使ってアプローチする際は、営業活動の流れを効率化できる「Sales Platform」ツールの活用もご検討ください。
- 営業メールを送信した後に気を付けることはありますか?
-
メール送信後に気を付けることは、以下の5つです。
- 返信があった場合は、できるだけ迅速に対応する
- すぐに返信がない場合でも、数日後にフォローアップメールを送る
- 送信したメールの開封率やクリック率などのデータを分析し、今後に役立てる
- 過度なフォローアップは逆効果になりうるので、連絡は適度に留める
- 長期的な関係構築を目指して、定期的な情報提供やコンテンツを共有する
新規開拓の営業メールは、一回だけの試みで終わらせるのではなく、継続的なコミュニケーションと関係づくりに注力しましょう。